プロローグ

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―――――― 川のせせらぎが耳を打つ。 昇る太陽が河川敷に横たわる体を、温かく照らしてくれる。 モフモフな体毛に隠る熱が非常に心地よい。 ( ´ω`)「ふぁ~」 欠伸を青空に吐き飛ばした。 腹を擦り、寝返りをうつ。 その際に僅かに目を開けてしまった。 ξ#゚ー゚)ξ 腰を屈め僕を見下ろす少女。 金色に輝く揃えられた毛並みに、ピンと張った耳。 猫族の整った顔に憤怒の色が張り付いており、口元の髭がそれを表すように不規則に揺れている。 いつ近づいたのだろう、全く気配を感じなかった。 そうぼんやりと現実逃避をしたのち、なんとか笑顔を作った。 ( ^ω^)「やぁツンいい天気だおね」 ξ#゚ー゚)ξ「そうねブーン。洗濯日和だわ」 蹴落とされた川の中は、ひんやりとしていて引っ掻かれた跡に良く染みた…。
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