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「意外なのは
先輩もですよ」
眠ってしまった先輩に
小さく呟いた。
貴方が付き合ってもいない人と
肌を重ねるなんて、思ってなかった。
別にそれは幻滅とかではなくて
意外、というだけの話。
こんな風に触れているのに
一度外に出てしまえば
会社で顔を合わせれば
何事も無かったかのように
平然と普段通りに仕事をしている。
そういう人だと思っていたけど
実際は、思った以上に
自分に興味が無いという事か。
契約を交わした所で
何か変わる訳では無いけど
こうして
肌に触れ合う関係になったのだから
うまいこと使ってくれればいい。
大人だからって
誰かに抱きしめて欲しい時が
無いわけではないでしょ?
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