意識

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「私はマナちゃんを尊敬してるし大好きだよ?」 「ちょっ、ばっ!!何でそうなるのよ!?」 顔を真っ赤にして慌てふためく妹を見て愛里は満足そうに微笑んだ いつも元気一杯で、好き嫌いがはっきりしてて…楽しい事が大好きで…でも寂しがりやで…誰かの為に真剣になって…不器用なその優しさに気付く人は少ないかもしれない…けど私だけは知ってるから…マナちゃんのいい所、全部……マナちゃんは私にとって自慢の妹なんだ 「いきなり恥ずかしい事言わないでよ」 「だって本当の事だもん」 クスクスと笑いながらマナちゃんを見つめると真っ赤な顔を逸らして唇を尖らせた 「おだてても何も出ないって」 「本当そっくりだよね?マナちゃんと紗耶香ちゃん」 「私はあんなに百面相じゃないわよ!!」 あれ?……気付いてない?今、マナちゃんの顔…紗耶香ちゃんにも負けないよ?
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