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「ここ……で、いいんだよな」
地図を確認しながら目の前の建物を見上げる男がいる
新たに赴任してきた提督のようだ
「……失礼しまーす」
恐る恐る扉を開けてみる
ギィィ、と音が響いた
「…………」
誰かがいた痕跡はあるが、しかし、玄関には誰もいないようだ。ここは彼の司令部のはずだが……
「……どういうこった?まぁとりあえず、執務室を確認しなきゃな」
頭に浮かんだ疑問はとりあえず後回しにしておくことにしたらしい。まずは上官から聞いた通り、彼の執務室へと足を運ぶことにした
数分ほど歩いていると、目的の部屋を見つけた
「とりあえず、まずはどーすっかなぁ。荷物置いたら、適当に何か食ってからかな」
今後の予定を軽く考えながらドアノブの握り、捻る
そしてその直後、彼は言葉を失う
「あ、司令官!誰か来たわよ!」
「……あ、来た」
「」
見知らぬ女性と女の子がいた
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