始まり

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ある暗闇の中で目覚めた。 「ここ、どこだろう? 確か海に飛び込んだんだけど…… 海の底か!? ……いや、もしかして助けられたのかも……」 女は辺りを見渡し考え込む。 そして、そこに足音が響いた。 カツーン、カツーン、カツーンと一定の響きが伝わる。 音はどんどん近付いてきた。 カツン そして、女の近くで音は止まった。 ランプが灯され、1人の男が立っているのが分かった。 「お前は、蓮水 雪夜だな。 主の命に従い、お前を迎えに来た。」 男はそういうと、女こと 蓮水雪夜を連れて行った。
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