プロローグ

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4月2日午後2時、現在俺は空港にいる。 周りは春の休暇を楽しく過ごしてきた家族連れや若者で賑わっている。そんな中俺はひとり寂しく突っ立ている。もちろん何の目的もなく空港にに来ているわけではない。久しぶりに帰ってくる幼馴染みを― 「いぇーい!!」 ……ここまで迎えに来ているのだ。 「おい、無視してんなよ」 「お久しぶりー」 「この野郎、無視すんな」 急に脛を蹴ってきた。痛い。 「さっさと帰るぞー」
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