プロローグ

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「本当にすまない」 幼馴染みは、ヘルメットを着け終わって後ろに乗りながら言った。 「それは何に対してー?」 「空港で驚かしたこと」 (あれで驚かしていたつもりなのか。意味のわからないハイテンションと素のお前との違和感の方が強すぎて、驚きなんてしなかったわ。) 「まあ確かに普段とあまりに違う口調にはびっくりしたけど。俺が怒っているのはそのことに関してではないよー」 「ん?ではなぜ無視するんだ」 「お前が昨日帰ると言って帰ってこなかったからだよー」
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