プロローグ

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「あれはエイプリルフールだから―」 「空港で寂しくしてた俺に対して何か思わないのかなー」 「すみませんでした」 そう言ったかと思うと幼馴染みはいきなりバイクから降り、きっちり90度腰を曲げて謝った。 「お前は相変わらず律儀だなー」 そう言いながら頭を撫でる。 「おかえりー」 「…お前も相変わらずだな。撫で方がうまい」 お互い笑みを浮かべて空港をあとにした。
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