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オレだって誰とでもヤる訳じゃないんだ。
合意でなきゃイヤだし、恋人が居るような浮気願望のあるヤツは好きじゃない。
それに、オレを抱いていいのは条件を満たしたヤツだけ。
エッチの最中だけでもオレを恋人だと思って優しくしてくれるヤツでなきゃ、身体を任せたくはない。
乱暴なのも痛いのもキライだし。
「お前、いい加減不特定多数と関係を持つのは止めた方がいい。身を滅ぼすぞ」
「大きなお世話だ」
プイッと顔を背けると、薬師堂が再び長い溜め息を吐いた。
別にオレが誰とヤろうが、誰にも迷惑掛けてないだろ?
恋人が居るヤツとはしてないし。
「もう帰っていい? しんどいから早く休みたいんだよね」
「反省文提出で勘弁してやろう」
「書かねーよ」
反省なんかしてないし。
つーか、反省文に何書くんだよ。
『三年生とエッチしてすいませんでした』とか?
どうせなら官能小説並みに詳しく書いてやろうか。
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