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「本日二度目の、メイクアーップッ!! チャリ~ラララリ~チャ~リ~ララララ~↑♪ ラ~ラ~ラ~↑♪ ラ~ララララララッ♪」
シンデレラの王子様が現れる。
『やっと会えたね。僕の、シンデレラ』
「ああっ! 王子様! 私よ。わかる!? 抱いてぇ!!」
『シンデレラ』(手を差し伸べる)
「はいっ」(手を上げる)
『シンデレラ』(手を差し伸べる)
「はいっ」(手を上げる)
『シンデレラ』(手を差し伸べる)
「はいっ」(手を上げる)
「王子様。私を感じて下さいっ! あなたの為に、この身体とこの心とこの魂は存在するんです! 早速、しましょうっ!」
『わかるよ』
「わかるでしょう? そうでしょう? わかるよね? ねえ、王子様。ねえ、こっちを向いて。私以外をその瞳に映すことはゆ・る・さ・な・いっ」
「リーンゴーン、リーンゴーン。そう、鳴ってます。ええ、わかるわ! 私たちを祝福する鐘の音が聞こえるのよ」
「可愛く、小さくピースサインするわ。だって愛って永遠なのよ! ガラスの靴を置いていくこともしないわ」
「だって私は帰らない。魔法は、とけないから~っ。とけたとしても、いいの。どんな姿でも、あなたは私を愛するって知ってる」
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