目には目を歯には歯を

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「悪い、紺野。やっぱなんでもない」 それだけ言って、書類を片手に部長席へ向かう安西を呼び止める。 「安西、悪いんだけど、応接室にお茶二つ頼める? 急な来客で」 「……わかった」 安西、今ちらっと紺野のことを見たような気がしたけど、気のせいだよな? ……あんまりあいつを待たせると、余計に面倒なことになるな。 俺は小走りで小会議室へ向かった。
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