目には目を、歯には歯を2

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****** 「やっぱりさ、この格好おかしくない!?」 「何言ってんのよ、今さら!」 「だって、肩とか足とかさ、出しすぎじゃない? この歳で……」 「いーじゃない、減るもんでもないし。 今日の主役は望美なんだから、誰も見てないって!!」 朝から何度か繰り返してるこのやり取りに、さすがの香もウンザリ気味だ。 今日は業務課の望美ちゃんの結婚式。 六月に入ってからずっと雨の日が続いていたのに、今日に限って空は快晴だ。 「ホント、晴れて良かったよね。 やっぱり望美ちゃんは何か持ってるコなのね」 「確かに! あんなに格好よくて、しかも優良企業にお勤めの旦那捕まえるなんて。 しかも結婚式場は県内一のホテルイッコーなんて!!」 香は式場に着く前からなんだか鼻息荒い。
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