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式は滞りなく進んでいく。
ウェディングドレス姿の望美ちゃんは本当に綺麗だった。
彼女をすぐ隣で支える新郎――住吉さんもとても素敵な男性だ。
時折見つめ合う二人の瞳には、互いへの愛情が宿っていて、……素直に羨ましいと思う自分がいた。
三年前、私が諦めてしまったもの。
自分の胸の中に坂崎の存在を認めた今、それを望む自分がいて、そのことに私は戸惑ってしまう。
『それでは皆様、新郎新婦のお色直しの間、しばしご歓談ください』
アナウンスと共に、場内の照明が増え、視界が明るくなる。
それとともに私の目に飛び込んできたのは、坂崎と同じテーブルに座り、親しげに話をする彼女、桜屋デパートの安藤さんの姿だった。
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