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──月曜日
俺のもっとも嫌いな曜日だ。
リア充共はやれ土日友達(笑)と一緒に遊んで楽しかったとか、やれ昨日のテレビ見たー?など、土日話せなかったことをその友達やらにいちいち報告する。
それも大声で。
さながら野生動物の威嚇行為のようだ。
その様子を慎ましく黙って教室の隅っこで眺めている俺、超かっこいい。
そんなことはどうでもいい。
要は、俺がリア充が大ッ嫌いで月曜日も嫌いということだ。
AM6:30
けたたましい無機質な大音量の目覚まし時計の音で起こされる。
のそのそと体を起こし目覚まし時計を睨みつける。
うるっせーな……誰だよこんな大音量に設定したの……
そんなこんなで記憶を辿ってみる。
別に誰がやったという訳でもなく、やっぱり犯人は俺でした。テヘッ
とりあえず俺は重い体を引きずり、茜を起こしに茜の部屋に向かう。
コンコン
「おはよー茜ー」
俺は小声で茜を起こしに行く。
すやすや眠っている。
まるで人形のようだ。
「おーい茜ー朝だぞー」
「んっ……にぃ…おはよ……」
「あぁおはよ」
くっそ……茜の寝起き姿可愛すぎてヤバイ……
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