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その後、軽く会話を続けてまた明日。と述べて通話を切る。
一樹には相変わらず仲のいい夫婦だなと囃し立てられたが、軽くスルーをして課題について聞く。
どうやら課題が終わって呼びに来た時に微かに聞こえた別荘という言葉に反応したらしい。地獄耳だ。
「じゃ、俺はもう寝るよ。パソコンつけっ放しだからすぐ使えるぞ。」
「ん、サンキュー。じゃお休み。」
就寝の挨拶を交わした後、自室に向かい、パソコンの前に座る。
とは言え、特に何かやることがあるわけではなく、ただ興味のあるニュースや、新しい小説が無いかを探すだけだった。
今日はこれといった発見はなく、直ぐにパソコンを閉じることになったが・・・。
読みかけの小説を手に取り、ベッドに転がった所で今の時間を見直す。
・・・まずい。このまま読み始めると明日寝坊しそうだ。
結局、小説を本棚に戻し、消灯して眠りにつくことにした。
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