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「え?リカ?どういう事……」
「ねえ、鈴?
私が常に理想を追求するのは、
貴方も知ってるでしょう?
私の人生をより理想的にするには、鈴。
貴方が死んでくれないと駄目なの。
貴方が死ねば、私は悲劇のヒロインになれる。
親友が自殺したという、悲劇のヒロインにね。
……ねぇ、お願い?
私達……親友でしょ?」
「リ、カ……」
「それに、ほら。遺書もあるし。
どんな劇かって、さっきそう聞いたわよね。
その質問に、答えてあげる。
舞台は……そうね。
此処。強いて言うなら……学校?
まぁ言い換えると、現実という名の舞台ってとこかしら?
そして脚本は、私。
演出も……私、かな?」
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