―理想追求―

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けれど、 夢でないと怖すぎる。 だから私は、夢だと信じる事にした。 正直、10年程経った今では、 その男の顔なんて、すっかり忘れてしまった。 けれどその内容は、今でも鮮明に覚えている。 それほど私にとって、衝撃的な夢だったのだ。 怖い夢なんて、それからも何度となく見て来たけれど、 あれより怖い夢なんてない。 あれが、まだ5歳の子供が見るような夢だろうか。
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