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「―くんかっこいいねー!でも彼女いるんだよね―――
恋って、大変。
恋は、付き合ってない人にしないといけないんだ。
そう。駄目なんだよ。
あれ?こんなこと誰が言ったんだろ。
エジ〇ン?
ガリ〇オ?
違うか。
ま、いっか。
私には、関係ない…し。
関係ないから。
*
んー。
瞼が重い。
「ん。今……。何時…?」
7:50
「まさかぁー。」
7:51
増えた…
「嘘ぉー?」
遅刻。
いつもはもっと早く起きれ…
てないな。
いつもと同じ朝がきた。
とりあえず、遅刻は免れたい。
食パンを食べ…
る暇もなく家を飛び出した。
その目的は…。
憧れの先輩とお話するたm……
憧れの先輩を後ろから眺めるため。
ん?ヤバい?
よく言われる。
ストーカー未遂なんだよねぇ。
一年生の時からこんな感じだから癖が抜けないって言うか。
ぁ、自己紹介してなかった(笑)
すみません。
ぅん!(咳払い?)
私は伊田紫織。いだしおりと言います!
中学二年!中二病!
好きな食べ物はホイップクリーム!
よろしく!
と、まぁこんな感じ…
っ先輩!
あれは、根岸廉(ねぎしれん)先輩。
ひとつ上の三年生で、バスケ部のキャプテン。
勉強が出来て、運動神経も良くて、顔立ちも綺麗。
でも、なんといっても!
小さい背と、声変わりと中の声!
可愛すぎます!
かわいすぎます!
カワイスギマス…
毒だわ…
「紫織ー!おはよー。」
後ろから聞き覚えのある声。
「ん。おはよ、レン。」
え?!レン!?(*゜Q゜*)
と思ったそこのあなた!
そう、あなたですよ!
違いますよ。
レンはレンでも、先輩じゃないです。
彼は上野恋。(うえのれん)
私のクラスメイトです!
「紫織ー何してんの?ボーッとしてたら遅刻するよー?しかも会長チェック表持ってるし。」
会長とは廉先輩のこと。
生徒会長なんです。
この時間帯だと会長の周りには誰も居ないし、全身見放題!
って、え?
「チェック表…?」
思わず声に出ちゃった!
「そうだよー。月1の登校チェックだよ!俺もう行くからね?」
―キーンコーンカーンコーン……
「はーい。今門の外にいるやつ遅刻なー。会長のところでチェックしろー!」
うわーん(泣)
説教だ…。
あんのハゲジジイ!
最悪だ…
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