第1章

3/5
前へ
/5ページ
次へ
「紫織ー、俺も遅刻になっちゃったじゃん!」 ……は? 「黙れ。お前も遅刻だ。」 「こわっ…。ごめんね?」 「あっ、ごめん恋。謝らなくていいんだよ。」 「紫織に戻った!ほら、チェック行こ?」 ……これは! チェックに行く→会長と話せる! ラッキー! 早く会長のところ行こ! ―「あの…遅刻しました。」 ヤバい。緊張する! いざ話すとなると緊張半端ない。 「ははっ!わかってるよ?二年生の、伊田さんだよね?」 え?なんで私のこと知ってるの!? 「いつも遅刻してる子。はははっ!今度は気を付けるんだよ?」 あ、遅刻の子、ね。 でも、嬉しい! ――先輩は私の気持ちを本気にさせてしまうことをする… ポン、ポン 私の、頭…ポンポンしたぁー! 嘘。かっこよすぎ… 「紫織?教室行かないの?」 いつの間に恋が… 「先輩かっこよすぎ…」 「へ?」 「廉先輩…好き…」 ヤバッ! 声に出しちゃった! 「恋…今の聞こえた…?」 「聞こえたよ?」 ……マズイ。 「誰にも言わないで?」 「わかった。じゃあこっち来て。」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加