第1章

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すると、市場の入り口が何やら騒がしくなってきた。 「みんなー!!王とそのハーキュリーお嬢様がいらしたぞー。」 市民の言葉に、みんなは王の元へと集まってきた。 「あらら、みんな行っちゃった。僕も見てみたいなー。」 「レイトくーん。王様が来てるわよー。早く会いに行きましょう。」 「あ、おばさん。で、でもお店をあけるわけにはいかないですよ。」 「大丈夫よ。今は誰も来ないわよ。」 「そうですね。」 レイトはステラと共に、市場の入り口に向かった。 ~~~~~~~~~ 「民間の皆さん。おはよう。」 「みなさんごきげんよう。」 「「「おはようごさいます!リフ王!!ハーキュリーお嬢様。」」」 普通、王が道を通る時は、真ん中をあけ、道を通りやすくするのが一般的だが、王はこの国ではそのようなやり方は好まないとの事で、民間人から絶大な信頼を得ている。
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