第1章

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「ああ・・・ハーキュリーお嬢様今日も一段とお綺麗です。」 「ハーキュリー様ー!こっちを向いて下さ~い。」 ハーキュリーは民間に笑顔で手を振った。 (ふふふ、男雄どもは私の美貌に釘付けね・・・。あんな目でわたくしを見て・・・ホントはしたないわね~。) 出遅れたレイトとステラは王の居場所が未だにわからずにいた。 「こ、困ったわ~・・・。これじゃあ王様達が見えないわね。」 「仕方ないですよ。少し時間を置いてまた見に行きましょう。あ、僕、今のうちにまだ少し残ってる野菜を家に取りに帰ってきます。」 「あいよ。1人で大丈夫?気をつけるのよ。」 レイトは急いで家に戻った。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 「お父様。私、ちょっと人混みで疲れましたわ。」 「我慢するんだハーキュリー。これも私たちがすべき大切な事なのだ。」 「・・・わかりましたわ。」 ハーキュリーはすぐに飽きてしまい、それからしゃべらなくなった。
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