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「リフ王様。少し話をよろしいですか?」
「王様!こちらにも!」
「す、すまない。順番にお願いする。」
「しめた♪ 今の隙に・・・。」
ハーキュリーは王が目を離した隙に、こっそりと人混みから抜け出て行った。
「ふぅ・・・、あんな所にいたら死んでしまいますわ。あ、ばれないように・・・。」
ハーキュリーは姫だとばれないように、ティアラやアクセサリーを全て外した。そして、どこから出したのか、小汚い服を出し、それを見に纏った。
「ふふふ、こんな事もあろうかと、アレギノスに準備させて置いてよかったわ。わたくしに抜かりはありませんわ!」
ハーキュリーはそそくさと、その場を去った。初めて1人で街を歩くハーキュリーはまだこの土地の事はあまり理解できていなかった。
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