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「あ、間違えましたわ。ごめんさそばせ・・・。オホホホ・・・。」
「大丈夫ですか? そんな格好で・・・。」
レイトは上から下まで、ハーキュリーを覗き込んだ。
「ぶ、無礼ですわよ。レディーの前でそんな・・・。」
「あ、ご、ごめんなさい。」
レイトは、高飛車なドラゴンだなと思いながらハーキュリーに謝った。
「もし、城に行きたいの。道を教えてくださる?」
「城にですか? ここからだと少し遠いですよ?」
「それなら馬車を呼んでくださる? わたくし少々疲れて歩けないのよ。」
「す、すみません。馬車を呼ぶお金を持ち合わせてなくて・・・。」
「馬車を呼ぶのにお金なんていらないわよ?」
「そんな事ないですよ? 馬車は物凄く高い乗り物で僕なんかが呼べる代物じゃないです。」
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