49人が本棚に入れています
本棚に追加
「どいつもこいつもだらしのない方ばっかりね!全て断っておきなさいアレギノス!」
「そうは言われましてもハーキュリーお嬢様。この中から御見合いの方を選んで貰わないと・・・。」
「何度も言わせないでちょうだい。全てパスよ!!」
この国の王の一人娘であるハーキュリーは今年18になり結婚をしなくてはならならかった。彼女はドラゴンで透き通ったピンクの毛に、綺麗な金色の髪の毛、大きく綺麗に整った四枚の翼、目は蒼く誰もが魅了し、腕や首、指などには何億円もするようなアクセサリーを沢山していた。
「アレギノス。私は前にも言ったけど、結婚なんてしたくないわ。増してや全く知らない人と結婚だなんてありえないわ!それに、私の美貌に見合う人なんているわけないわっ。」
ハーキュリーは脚を組み、御見合いのリストを投げ飛ばした。
「で、ですからこの中から御見合いを・・・。」
「問答無用よっ!早く下がってちょうだい!!」
「か、かしこまりました。」
最初のコメントを投稿しよう!