第1章

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「どいつもこいつもだらしのない方ばっかりね!全て断っておきなさいアレギノス!」 「そうは言われましてもハーキュリーお嬢様。この中から御見合いの方を選んで貰わないと・・・。」 「何度も言わせないでちょうだい。全てパスよ!!」 この国の王の一人娘であるハーキュリーは今年18になり結婚をしなくてはならならかった。彼女はドラゴンで透き通ったピンクの毛に、綺麗な金色の髪の毛、大きく綺麗に整った四枚の翼、目は蒼く誰もが魅了し、腕や首、指などには何億円もするようなアクセサリーを沢山していた。 「アレギノス。私は前にも言ったけど、結婚なんてしたくないわ。増してや全く知らない人と結婚だなんてありえないわ!それに、私の美貌に見合う人なんているわけないわっ。」 ハーキュリーは脚を組み、御見合いのリストを投げ飛ばした。 「で、ですからこの中から御見合いを・・・。」 「問答無用よっ!早く下がってちょうだい!!」 「か、かしこまりました。」
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