第1章

8/25
前へ
/34ページ
次へ
レイトは慌てて家を飛びたし、街に届ける野菜の準備をした。 「あらあらレイト君遅れちゃうわよ?」 「あ、ステラおばさん・・・。久しぶりに寝過ごしてしまいましたよ。」 「早く準備しなさいな。待っててあげるから。」 「いつもすみません。」 街に持っていく野菜は、レイト1人で持っていける量ではないので、いつもとなりのおばさんに手伝ってもらっている。レイトは準備を済ませ、市場へと向かった。 「そう言えばおじさん来ないんですか?」 「あの人はもう年だから無理よ。全く、人間はすぐに老いてしまうから寂しいわ・・・。」 「す、すみませんおばさん。そんなつもりじゃ・・・。」 「レイト君が慰めてくれるなら許してあげるわよ。まぁおばさんにそんな事言われてもねー。」 「も、もー。からかわないでくださいよー。」 「あら♪ 私もまだまだいけるのよ。」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加