逃げる猫

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「勝手に来て ごめんね温人さん」 ここまで言われたら 俺もさすがに諦めた。 やはり彼女は 俺を必要としている。 そう感じられただけで 今夜は満足するとしよう。 「気にするなって言ってるのに。 送るよ」 フられると わかっていても言ってしまう。 「いい。 おやすみなさい」 「……気をつけて」
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