薄情猫

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◆◆ 今でも時々、思い出す。 奈々緒とは 彼女が働いていた カフェで出会った。 俺は当時 そのカフェに 時間つぶしや 気分転換の為に 頻繁に通っていて。 しなやかな身体の 美しい猫が ムダのない動きで 働く様子を 美味しい紅茶を飲みながら こっそりと、 盗み見たりしていた。
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