薄情猫

6/23
前へ
/40ページ
次へ
ナンパだと 思われたのかもしれない。 彼女は一瞬 迷惑そうな顔をしたあと。 「私と寝てくれるなら 構いませんけど」 まるで挑発でもするように そんなことを言って 俺が差しだした名刺を 突き返してきた。 それで壁を作った つもりだったのだろう。 実際俺も、彼女の態度に 少し驚いた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2335人が本棚に入れています
本棚に追加