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その覚悟はいつの間にか
俺の真ん中にしっかりと
出来上がっていた。
もう一度強く抱きしめ、
彼女を解放する。
「話は中で聞こう」
そう言って彼女を
車へと促し歩き出す。
奈々緒はもう
食事は終わらせたのだろうか。
いま家につまみ以外の
まともな食材は
なかったような気がする。
部屋にはクリーニング業者が
入ったばかりだから綺麗だ。
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