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「パーティーは?」
「ん?まぁ、抜けてきた」
「ごめんなさい」
「いいんだ、いつもの事だし。それより」
そう言いながらそっと腕の力を緩めたコウさんがベッドにあたしを座らせた。
「シャワーしながら考えといで」
ヒールを足からとって確かめるように腫れた足首に触れるコウさん。
「……」
「食べたいもの、教えて」
体を起こし、首の後ろに手をやりネックレスを外すと、目の前でぷらんと揺らした。
はい、とそれをあたしに握らせると、背中に手を伸ばしてドレスのファスナーをツーっと下ろす。
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