空中戦シナリオ

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4出撃バンク 5自衛隊の駐屯地  夜。自走砲のところに、部隊長が走ってくる。 部隊長「やったぞ、出撃命令だ」 隊員B「どういう事ですか?」 部隊長「敵が近くに現れたんだ。だが、まるで動きを見せない。要塞型かもしれん」 隊員C「それで俺達に話が回ってきたんですか?」 部隊長「そうだ。移動しない敵にわざわざ近寄る必要はない。遠くから砲撃で仕留められるなら、それが一番だからな」 隊員A「了解、エンジン始動」  走り出す自走砲。  駐屯地を出て街中を走っていく。反対車線は避難する人々の車で込み合っている。 6夜の町で、主人公たちは敵と向き合う 御堂「シンクロ開始」  天井から鉄の処女が降りてきて、御堂を挟み込む。 御堂「うああああっ!」  御堂、悲鳴を上げる。機巧との神経接続を表すメーターがMAXに。  エレボスキャリアーから切り離されるミノムシ。空中でパーツが剥離して機巧が現れ、地面をこすりながら着地する。敵の真正面。 御堂「えいっ!」  マシンガンを連射する主人公機  敵機巧は腕を動かして盾にする。腕は、肩から下に動力が通っていないような不自然な動きをしている。 御堂「何よあの盾」 佐神「接近戦に持ち込むつもりなのか?」  緊張を持って待ち構える。だが敵は動かない。 御堂「敵は、何を考えているの?」 佐神「わからない。けど、何かがおかしい……」 御堂「何かって何が!」 佐神「俺が知るわけないだろ!」  ある程度、無駄な攻撃が行われた後で、敵機巧の背中から光の羽が広がる。 佐神「なんだ?」  敵機巧は空中に浮き上がる。 御堂「ウソ、浮いてる? いえ……飛んでるの?」  ダミーの手足や不要な装甲を切り離し、羽を展開して飛行形態に変形する敵機巧。空に飛んでいく。 御堂「しまった!」 佐神「飛行型か!」  敵は夜空に消えて、二人はそれを見失う。 御堂「くっ、どこに……」 佐神「右だ、右!」  レーダーを見ながら佐神は指示を出すが、直後、主人公機の上空を横切る敵機巧。御堂は右側の空向けてマシンガンを撃つ。 佐神「違う、左!」 御堂「どっちよ!」 佐神「動きが速すぎるんだよ!」  今度は後ろからやってくる敵機巧。機銃掃射。主人公機の周囲の地面が弾ける。どこかのパーツが小破。 御堂「このままじゃ埒が明かないわ。こっちも飛ぶ!」 佐神「本部、空対空ミサイルとブースターユニットを送ってくれ!」
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