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第5話 道のり
港へ向かう為に出国するべく門へ向かう最中、気になることがあった
いや、それはずっと気付いていたけど……
アッシュ「正体がわかんないからなぁ……」
なんてボヤきながらアリス達の後ろをついて行く
たまに感じる殺気の方を目だけで見る
……そいつらはこの街に来てからまとわりつくようになっていた
視界に入ってくる度にイライラする
エド「どうかしたか?」
アッシュ「ん?」
エド「歩くスピード遅いから体調悪いかと思ってな……
キツいなら門に着いた後、何処かで座ってろ。手続きもあるから少し時間あるから」
アッシュ「うぅん、大丈夫
ありがと。心配してくれて」
ニッコリ笑いエドの肩をポンッと置いて歩く
大丈夫だよ、エドワード
僕はね、君達を守るって決めたんだよ
……だから、あの時みたいに失うわけにはいかない……
もし、アリスやエドワード達に危害を加えるなら許さない
正体がわからないけど……すごく目障りだ
アッシュ「目障りなハエは除去しないとね……」
ボソリと呟くと一瞬右腕に蒼い炎がゆらりと揺らめき消えた
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