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第12話 夢からの目覚め
その日の夜、私は夢を視ていた。
薄暗い、予知夢なのか、ただの夢なのか……
よくわからない
『……に……くい……』
? 今のは……?
声がする方を見ると黒い靄(モヤ)がそこにいた
けどその靄は次第に人の形に変わっていく
『信じて……どう…て……』
聞き取りにくい……
けど……この声は……
『消してやる……
君を……消し…やる……』
いつも笑っている声。それが今は……
震えている
泣いている
苦しんでいる
何で……お前はそこで苦しそうにしているのだ……?
『裏切った……
お前を……消してやる!!』
その声の主は私の首に手を――――
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