☆谷乃江 恵×蒲田 弘樹☆

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そんな不安を感じつつ、 少しでも早く と、必死に走っていると、 やっと校舎が見えて来た。 (…あとちょっと……) 急いで校門を潜り抜け、 やっとこさ校舎内へと入る。 しかし、 本当は直ぐに靴を履き替えて教室に行きたかったけれど、 谷乃江の体力は、もう限界だった。 「はぁ…っはぁ…っ も…もう無理ぃ……っ」 下駄箱にもたれ掛かり 息を切らす。 ここまで無我夢中で走って来たせいか、何時も以上に呼吸が乱れている気がした。
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