☆谷乃江 恵×蒲田 弘樹☆

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「あ゙ぁ…っ う、うぅえ゙… 靴… 靴はどこじゃ~……」 自分の上履きに履き替えようと 自分の靴箱の方へ手を伸ばし上履きを掴む。 (でも…何とか間に合ったから良かった) 何だかんだであと10分位で1時限目は終わってしまうけれど、 終わるまでに教室に入る事が出来れば、一応その授業には出席した事になるのだ。 息を整え靴を履き替え、 教室へ向かう。 廊下を歩き突き当たりの階段を上り… あと少しで教室だ。 ─しかし、 安心したのも束の間、後ろから突然 囁き声が聞こえた。 「…ねェねェ、君が谷乃江君だよね?」 「え………?」 突然自分の名前を呼ばれ、 驚きつつ疑問に思い振り返る谷乃江。 しかし振り返った先には、 もっと驚く人物が そこに立っていた。
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