タイムスリップ

7/13
前へ
/18ページ
次へ
新崎はふっと笑うと 『気にするな、工藤。任務のためとはいえ子どもは撃てないな...』 最もな理由を言い自分も悪い。気にするな。と肩を叩いた。 彼の名は工藤 健二 陸上自衛隊一等兵 先月、第215連隊特殊工作隊に所属替えを行われていた。鬼神の特攻隊長 隼人の父である。 守と一緒にいる自衛官は 新崎 哲 守と同じく先月所属を変えられていた。自衛官になってからの知り合いで守とは仲がいい。 『さてと、本部に連絡しなきゃな...』 新崎が無線を拾おうとしたとき、無線が鳴った。 [総員ポイントDまで後退せよ、これより作戦を開始する。速やかに後退せよ。繰り返す...] 本部からの後退命令だった。 事前にいくつかのポイントが決められており、その中のDに後退するように無線が繰り返していた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加