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新崎はふっと笑うと
『気にするな、工藤。任務のためとはいえ子どもは撃てないな...』
最もな理由を言い自分も悪い。気にするな。と肩を叩いた。
彼の名は工藤 健二
陸上自衛隊一等兵
先月、第215連隊特殊工作隊に所属替えを行われていた。鬼神の特攻隊長 隼人の父である。
守と一緒にいる自衛官は
新崎 哲
守と同じく先月所属を変えられていた。自衛官になってからの知り合いで守とは仲がいい。
『さてと、本部に連絡しなきゃな...』
新崎が無線を拾おうとしたとき、無線が鳴った。
[総員ポイントDまで後退せよ、これより作戦を開始する。速やかに後退せよ。繰り返す...]
本部からの後退命令だった。
事前にいくつかのポイントが決められており、その中のDに後退するように無線が繰り返していた。
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