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時は少し戻り、一団が空き地に辿り着いたその頃。空き地に繋がる道に通行止めのゲートが設置されていた。
『急げ!国家の明暗を分ける重大な任務だ。一般車両は絶対に通すな!』
暗闇の中、僅かな明かりだけで迷彩柄を着た者たちが動いていた。
彼等は陸上自衛隊。
国からある命令を受けその作業に向けて準備をしている最中だった。
『隊長!ゲート設置完了です!』
隊員が敬礼して作業終了を知らせる。
『よし、作戦開始まであと僅かだ。各自指定された場所で民間人が入り込まないように監視せよ!』
上官らしき男が指示を出すと隊員たちは『了解しました!』と返事をし、与えられた持ち場に向けて走って行った。
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