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国道から少し離れた場所に抜け道がある。そこに2人の隊員が派遣されていた。
彼らは抜け道を監視し、民間人の立ち入りを禁止することだった。
抜け道は軽車両がやっと通れる幅しかなく隊員たちは
『こんな夜中に人が来ると思うか?』
と笑いながら隊員の1人は道端の端に座り込んだ。
完全武装した彼らは銃を所持していた。作戦の危険さを薄々と感じていたが詳細を知らされていない彼らは油断していた。
『一体なにがあるんだ?』
『さぁ、俺らには関係ないだろ。国家の明暗とか言ってたけど、大袈裟な...』
彼らは話に夢中になっており、遠くから聞こえる音に気付かなかった。
そんなとき無線が鳴った。ノイズが多すぎて聞こえずらかった。
[ぼう...が...近辺に..けいか..せよ]
『ん?ノイズが激しいな...暴走族て聞こえた気がしたが...お前聞こえたか?』
『いや、全く。なにかあったのか...?』
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