タイムスリップ

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隊員は状況が飲み込めず混乱していた。しかし、ある事に気がつく。 徐々に近づいて来る音。 二輪が走る音が聞こえてきた。 2人は音がする方向を見ると、暗闇の奥に僅かな光が見えた。音と共に大きくなる光に2人の自衛官に緊張が走った。 『バイクだ...この音は改造してるな...』 『さっきの無線と関係ありそうだな』 無線で唯一聞き取れた[暴走族]のワードが2人の脳裏を横切る。必然的に向かってきているのは暴走族だと認識した。 音が近付くにつれ、1台ではないことが分かる。2台..3台は確実にいる。1人の自衛官は銃を握る手に力を入れる。 無線で連絡を試みたが本部からの応答は途絶えたままだった。
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