第1章

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母親はヒステリックで手に負えない人だった。 世間の恥だと、独房に閉じ込められてる間に、母親は金に目が眩んだ。 それから母親は──逃げ出した秋人を追いかけながら、多額の金を稼ぎ… 俺はといえば…死にものぐるいで10年の独房から逃げ出し、持ち出した金であらゆる事に手を出した… 暗殺業、ギャンブラー、盗賊、義賊… 俺はまともな仕事につかず、いわゆる裏に専念していた。 そんな裏に行った俺が最後に行った仕事は…リリーフと裏で言われていた何でも屋だった。 日の光。なんて浴びたくない俺は… 仮面をつけて動いていた…確か、金を運ぶ仕事だった。
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