第1章

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そう思いながら、待ち合わせ場所へ警戒しながら行く。 Caneは警戒体制がかなりきつい。 油断すれば、通りすがりに捕まる。 まだ、この仕事をしていたい身としては… 捕まるのはまずい。 だが、そういう時に限って運とは裏切るものだ。 ──売買する相手が捕まっていた。 「チッ…最悪だ」 売買が成立しない。 まぁ、いい。相手がいないならこの金は自由。 全部、使いきるに限る。 そう思いながら…ある店に入る。 が、やはり厄日なようだ。 「みない顔だな…」 Caneの頂点にいる男、一円ホムラに出会ってしまった…
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