始まりの物がT理

13/17
前へ
/940ページ
次へ
ダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラ!!! 「どうした!?力の流れが不安定になってるぞ!!?」 だって………だって 「ここめちゃくちゃに邪神共を突っ込んだ場所なんだよ……」 「喰われたなら助け出せばいいだけだ」 「しかもその邪神共って魂に直接干渉してくるような奴らばっかりだ……」 「ま、まぁ大丈夫だろう……多分」 確かに成ったばかりの邪神なら何とか助け出せる。 でも……… この中にいるのは邪神として成熟した奴らや暴走した神ばかりで、位が低い奴らは全くいないんだ… 「さらにバッドニュースだよ…」 「聞きたくはないが、なんだ」 流石の奴も心を乱し始めたみたいだ。 「この中から邪神の力を持った彼の魂を感じる…………」 「ナンテコッタイ」 仕方ないね…………これは僕らの責任だ。 「逝こうか」 ケジメくらいはちゃんとつけるさ。 「ああ」 全く……『いく』なんていう言葉が物騒に感じるよ。 奴は自らの神器を取り出し臨戦態勢に入る。 僕の神器は戦闘向けじゃないから出さないけど、封印神としての力を纏う。 「3」 カウントダウンを始める。 「2」 まさかこんなことになるなんて思ってなかったなぁ…… 「1」 うん、次からはちゃんと書類を確認しよう――――― 「GO!!」 あ、いやその前にあの子(天使)の羽をモフろう、今度はやりすぎないように――――― 僕は心中で盛大に死亡フラグを建てながら最後の封印世界を開いた。
/940ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2561人が本棚に入れています
本棚に追加