O☆HA☆NA☆SI☆DA!!!

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「ふむ…………」 ……それなら、答えはこれだな。 「『この俺が何かって?俺は俺だ。それ以上でもそれ以下でもねェ』」 「悪wwwwセwwwwロwwwwリwwww」 まあ、ネタは置いといて 「そうですね、僕は何でしょうか……」 「真剣な答えを頼むぞ」 『何かを定義するにはまず、それの特徴を捉えなくてはならない』 聞いてみると当然のことだ。そもそも概念が分からなければ定義なんてできないしね? でも僕はどうだろうか。 姿かたちは自由だし、この口調なんかも変えようと思えば変えられる。 別に夢や野望あるわけでもない。 何処の仙人だよ……と、思わなくもないけどこんな禍々しい仙人は存在しない、というかもう神様だしね。 色々言ったけど結局のところ僕は元々ある概念では表せない、というのが定義だろう。 それならば 「……んで…ない……」 「なに?」 「……あえて表現するなら…『何でもない』…ですかね」 「そうか………」 創世神は僕の答えを聞いて考え込むと、何か決心したように喋り始めた。 「貴様には二つの選択があった。 一つは私に従って現世に戻り、普段通りの生活を続けること。 もう一つは封印神に従って転生を果たし、新世界で生きること」 「過去形ですか」 「そうだ、そして貴様はその一つを消す代わりに新たな可能性を作り上げた。 一つは今持つ力をすべて投げ捨てて現世に復活すること。 そして…… もう一つは魔神や邪神を統括する神になること、だ」 「…………」 「いきなりで戸惑うのは分かるが「なら復活で」は………?」 何を当然のことを。
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