第1章

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プロローグ 『  』 西暦XXXX年―地球。 「おぎゃあ!」と今日もまた一つ地球に生命が鳴く。 場面は変わり、ある研究室にいる研究者が歴史に残る完成を遂げる。 研究者 「出来た!」 ??? 「視界クリア、集音クリア、各部正常。ワタクシということを認識。初めまして、マスター」 ここに新たな生命も誕生した。 西暦1000X年―地球。 地球から人類はいなくなり1万年。地球は人類の残した英知の結晶ともいえる機械生命体によって守られ、貴重な地球の資源やテクノロジーを狙う蜘蛛型エイリアンの襲撃に日々戦争していた。 機械生命体「今度こそは…!」 一方、自らの創造主たる地球人の蘇生再生を試みてきた。 その年数は1万年以上、実験数及び細かい端数は不明瞭。 けれども彼らは諦めなかった。 かつて、自分達を作ってくれた創造主の再生を。 機械生命体「こ、この異常反応は!?」 そして、彼らの願いは叶う。 今、1万年振りに人間の、胎児の産声が 機械生命体「つ、遂に!!」 地球に、機械の世界に 赤ん坊 「おぎゃぁ!」 鳴いた。
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