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序
地球上空に一筋の光が交差する。
エイリアン 「キシャアアァ!」
ダイキュリー「ハァァ!」
1体は空を駆け抜ける機械生命体、背部に接続したエネルギー砲を数発撃ちながら牽制し距離を測る。
1体は羽の生えた蜘蛛の形状をしたエイリアン。おぞましい声と涎を撒き散らしながら牙を剥き、左右にエネルギー弾を避けている。
ダイキュリー「そこ!」
エイリアンの左右のブレで一気に距離を詰めた機械生命体は手に持つらせん状の二又槍をエイリアンへ刺し追加でトリガーを引き火を吹かす。獲物は爆発四散。
ダイキュリー「こちら防衛軍ダイキュリー、周囲に敵影無し! 飛来してきたエイリアンを撃墜、周辺のビューイングに移る」
空を駆ける機械生命体―ダイキュリーが手に持つ槍の構えを抑え、中空に降下する。
ギムレット 「HYU! さすが天騎士さま、頼りになりますね~」
エイリアン 「キッ…!」
ダイキュリー「ギムレット! 地面から…!」
ギムレットの後ろ足下から低いうめき声と共に土が盛り上がる。
ギムレット 「心配しなさんなって~…YO!」
エイリアン 「ギャゥッ!」
ただの一間。
それでも変わらない口調でギムレットは地面から飛び出てくるエイリアンに視線も合わせず自身の巨大な足で踏みつける。さらにおまけで内臓バーニアを展開しながら踏ん張る。粉塵を撒き散らしながらエイリアンは消し炭となった。
ギムレット 「え~…こちらギムレット。これで大方OK」
ダイキュリー「ギムレット! あなたも地騎士の名を持ってるなら、もう少ししっかりしていただきたい!」
ギムレット 「あぁ? 俺はそんな『騎士』なんて肩書きいらないんだよ。地球を守るためやることはやっけどYO」
ダイキュリー「あなたのその発言。指揮に影響が…!」
ギムレット 「俺はな、ただやりたいようにやっててお偉い様方から命名されただけ! 俺よりも要領のいいやつが出てきたら遠慮なく『騎士』の名はやるZE」
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