第2章

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一回戦、二回戦と油断することなく圧勝した 俺らは基本手を抜くことなどしない 相手に失礼だからだ そして運命の三回戦… 監督によって発表されたスタメンに驚く 8番 投手 村田 村田とは、二年生のピッチャー 時期エースと期待されてるが今まで俺がほとんど完投していたため練習試合以外の出番はほとんどない そこで反論が当然のように起こる 最後の大会なんだから全部全力でやらせてくれ 経験を積ませるにしてももっと他の場面があるのではないか などなど だが、監督は変える気はなく頑として聞かない 確かに経験は大事なのはわかる だけど、相手は三回戦といえど都2位の強豪なのだ いつもは俺が完封してなんとか勝ってるが、相手ピッチャーも何点も取れるようなピッチャーじゃない メンバー表を提出してしまい、もうどうしようもないと悟ったのか黙々とアップをする俺ら 暗い雰囲気をどうにかしようとキャプテンが必死に声を出し、なんとか雰囲気を持ち直す そして、試合が始まった
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