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「あ、俺ピッカピカの1年で井上 聡てんだ!よろしく!
そんな初々しい君たちに提案だ!
俺と一緒に甲子園目指さないか?」
はぁ?なにいってんだこいつ
「残念ながらこの学校に硬式野球部はない
野球少年からしたら耐えられない苦痛だろう!!
硬式あると思って入ったのに軟式しかねぇ!!と思ったやつもいるはずだ」
ガタッと俺の前の席が揺れる音がした
相馬…
「そこで、硬式野球部を新設したいと思う!
だから甲子園目指したいやつ、俺のところにガンガンきてくれ!
初心者でも全然構わないからな!
あとあと、マネージャーも欲しい
んじゃ、よろし…」
一通り言いたいこともいい、帰ろうとする井上の声が途切れる
そして俺と目が合う
「あぁぁぁぁぁぁぁあ!!!
鷹宮ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
くそ、うるせえやつだ
なんでそんな大声で俺を呼ぶ!!
「てめぇ、あの鷹宮ならあの鷹宮です!ていえよ!」
「はぁ?!意味わかんねえ!
なんだよあの鷹宮て!」
「とぼけても知ってるぞ!
軟式出にも関わらず県外からも推薦が来る、既に超高校級と言われるスーパー左腕!!」
「ばっ、声でけえよお前!!」
なんてうぜえやつかんだこいつ!!
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