光の庭。

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〈櫻〉 『生きる』という事だけで、 全ての命が輝いていた時代。 小さな幸福を大切に抱いて、 ひた向きに生きていた人々。 ただ移ろい行く四季の中で、 『信じる力』を信じていた。 歴史の波に翻弄されながら、 愛する者の為に生きた時代。 愛しい存在を大切に抱いて、 壊れないように見守る人々。 ただ過ぎて行く時間の中で、 愛しい人を待ち侘びていた。 「…君が、恋しい。」
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