第1章

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「あの、学校の方は大丈夫なんですか?」 「ん?あぁ、大丈夫だよ。学校の方は俺のことをわかってるからな」 「そうなんですか、よかったです!」 (こいつ、俺のことを心配してんのか) 「お前、自分の住んでた家、わかるか?」 「はい!覚えてます!」 (珍しいな、たいがいの霊は忘れてるんだが) たいがいの霊は、自分の名前だけを覚えているんだ。 まぁ、人間でいう記憶喪失状態だな 「そうか、なら助かる」 「今日はもう遅い、泊まっていけ」 「いいんですか?」 「あぁ」 「ありがとうございます!」
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