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目が覚めたのは、母が夕食の支度を終えた頃だ。
さすがに明日までというのは無理だったが、六時間も寝れば、頭もスッキリしていた。
リビングに行くと、私を見て母が言った。
「調子はどう?病院行ってきたんでしょう?大丈夫だったの」
「平気。軽い貧血だって」
「そう。ご飯食べれそう?一応軽いもの用意したんどけど」
「卵のリゾット?美味しそう」
「明日は仕事行けそうなの?あんまり休んでも会社の人に迷惑でしょう?」
「分かってる。明日は行くよ」
「良かった。でも無理はしないでね」
という母に、うん、と返した。
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